日本のサッカー一覧

08年スペイン代表、04年ギリシャ代表 日本代表がユーロから学べること

「代表では最も優れた自国の選手を集め、その特徴や長所をなるべく生かした上で、彼らをより融合できる戦術を適用する。クラブチームの監督はクリエーター、代表チームの監督は運営者と言えるのではないかな」
クラウディオ・ラニエーリ ユーロ開幕前のフットボリスタ 2008年7月1日

ユーロ2008が終わったのに、録画した映像を何度も見続けている。何度見ても面白い。雑誌やネットを読んでいても、幸福感に満ちた評論が多い。誰もがスペインの美しいサッカーの優勝を、素直に喜んでいるようだ。たまには美しいサッカーの優勝があってもいいよね? そんな感じだ。 続きを読む


山口素弘と日本サッカーの失われた10年

僕はワールドカップに何かを学びに行ったのではない。ワールドカップでどう勝負して、どうやって勝とうか。そればかり考えていた。そして、その答えは「日本は世界と戦っても十分勝てる」だった。
山口素弘 「横浜フリューゲルス 消滅の軌跡」より

最近、山口素弘の顔をテレビの解説や雑誌で見る機会が増えている。ちょっとお固い感じだが、テレビ映りもいいし、語り口もスマートだ。 続きを読む


されど開幕 Jリーグ監督たちのコメント集

2008年のJリーグの始まり。選手は去年までの思いがあったり、覚悟をして入ってきた選手がいる城福監督(F東京)2008年 開幕戦後のコメント

Jが開幕した。どんな話を書こうかと思って、監督たちのコメントを見ていたが、読んでいるだけでとても美味で面白かった。そこで今日は、開幕戦を終えた監督たちのコメント集です。 続きを読む


岡田武史と日本代表 キーワードと応用力

どんな相手にも、同じことを繰り返していてはチームとして成長しないと思っていますので、そこで(選手たちに自分の考えを)押し付けないと言いました。チリ戦後 岡田監督のコメント  2008年1月26日

日本代表のキリンカップ、チリ戦が行われたその当日、僕はもう一つの「接近・展開・連続」を見ていた。なんのことはない、学校の校庭で娘が出る小学校二年生のサッカーの試合を見ていたのだ。本当に寒い日だった。 続きを読む


足りないところからはじまる 高校サッカーの創造性とディテール

「うちのサッカー」というのはあまりないです。集まってきた子たちで、こういうのが一番いいかな? というスタイルのチーム作りをしています。流通経済大柏・本田裕一郎監督 優勝会見

高校サッカーが終わった。
いつもながら、この年代がプレイする姿を見るのは楽しい。 続きを読む


鈴木啓太とレッズ はじめて本物の物差しを持った日

今日は楽しめたけど疲れた。これがサッカー。いい経験になりました
鈴木啓太 ACミラン戦後のコメント

レッズ対ACミランが終わった。結果は0-1でレッズが負けた。
なんかずっしりと重いものが残った。ちょっとこう「いい感じ」と「遠くを見る感じ」がまじったような、今までにない後味だ。 続きを読む


オシムの次について勝手な意見

いろんなことを考えなきゃいけない。それはもう当然だと思うんですよね。それでもなおかつこの人に託そうと思った時には、代わりに誰かが責任をとらなきゃいけないでしょう。それは自分だと思っています2007年アジアカップ直前の小野技術委員長の言葉 サッカー批評より

オシムの病状が回復してきたというニュースが小さくなり、注目は岡田武史日本代表監督に移っている。正式な発表は出ていないものの、ほぼ決定事項となっているようだ。 続きを読む



西部謙司さんの本と日本のサッカーを考える

日本は自分たちの登頂ルートを見出しかけている。どんな道だって最後は厳しいに決まっている。また、そこが一番面白いのではないだろうか。アジアカップ2007戦記「日本を越える日本サッカーへ」西部謙司

長年つきあってきた重い肩こりが、整骨院ですっかり綺麗に治るという経験をした。
医者はどこも触らずに「ああ、背骨だね」と断言して、ずっとつきあってきた猫背をまっすぐに伸ばした。 続きを読む


勝ち点1がとてもうれしいこともある

自分はこれまでサッカー人生でどんなチームに対しても負けない気持ちでやってきた。相手が1位でもその気持ちは変わらない。とにかく恐れずに戦うことが大切ガンバ大阪戦後の横浜FC オ・ボムソクのコメント

休日、サッカースタジアムに行くのは結構大変だ。別に荷物が多いとか、服がめんどうだ、とかそういう話ではない。なんというか、少し重いスイッチのようなものを入れなければいけない感じが意外に大変だ。 続きを読む