日本のサッカー一覧

僕らはダイアモンドが見たい 10年先の日本のサッカー

「10年、20年先を目指した時に何が必要なのか。そこを見誤ったら、世界に追いつくどころではなくなる」小野剛 日本サッカー協会技術委員長に聞く(読売新聞 06年10月31日)

少し前になるがU-21の親善試合、日本対中国を国立競技場に見に行った。
5万人以上収容できる国立に2万人強という観客で、仕事が終わってからの当日券でも、十分見やすい席が確保できた。
試合は2-0で、日本の快勝だった。 続きを読む


ジョン・カビラ 充電と言うポジティブな選択

テレビに出演する直接のきっかけは三浦知良選手のセリエAへのチャレンジです。国際キリスト教大学 卒業生は今「ジョン・カビラ」

「ねえ、ジョン・カビラが止めるのよ」
先月、飲み会の席で、突然友人が泣きそうな声を上げた。彼女の説明によると、ジョン・カビラがすべてのレギュラー番組を降りて、長い休養に入るという。 続きを読む


Google時代の日本代表に思う

「70年代後半には、日本代表への選出を喜ばず、理由をつけて拒否する者さえ現れた」
日本代表70年代のベストイレブン 大住良之『冬の時代に自らを磨き世界へ挑んだ男たちの群像』

日本代表を語るとき、昔を懐かしむ言葉が最近よく聞かれるようになった。だいたいが、「テクニックは昔より向上したが、代表としての誇りは昔のほうが上だった」というものだ。ドーハの悲劇のときのラモスやカズを中心とするチームのほうが、ずっと代表としての魂を感じた、という声も多い。 続きを読む



いったい誰の日本代表か? その1 発注者の問題

「トルシエジャパンとかジーコジャパンとか、今度はオシムジャパンとか、いったいジャパンは誰の持ち物だって言うんだ!」都内の飲み屋で愚痴を言っていた人の言葉。
少し離れた席で聞いていて僕は「なるほど」とうなずく。

すべては僕たち発注者の問題だ
ジーコの日本代表がなんだったのか考えなければいけない、とそう思いながら時間が過ぎた。その間に中田の引退があり、オシムの就任があり、次の代表が選出されるのを待つだけになった。ジーコや選手や、協会のことを悪く言うのも、なんだか疲れる。 続きを読む


混ざればどんどん強くなる

「ときどき世界的で普遍的なゲームは二つしかないような感覚に襲われる。戦争とサッカーだ」
ロバート・クーパー(小説家) ナショナルジオグラフィックス日本版 2006年6月号 ドイツの祭典

ワールドカップが最終段階になってきた。
国同士の戦いの緊張感は尋常でなくなり、一つ一つのゲームは迫力のある凄いものになっている。 続きを読む


シンプルに!

「サッカーはシンプルで美しい。複雑にしようとする人も いるが、それは許されるべきではない」ディエゴ・マラドーナの名言

「考えすぎていたかも」
ある日、サッカー少年が、地域のサッカー大会で大事な試合に負けたとき、数日後に彼がそういった。 続きを読む


Jリーグがある。毎年それが不思議だ。

「当事者たちの事業的な成算は、実は確としたものではなかった。またサッカー界に長く関わりよく知っていた者ほど、事業の成否には懐疑的であった」
「Jリーグのマネジメント」 広瀬一郎 著 東洋経済新報社 より

春が来てJリーグがはじまるたびに、手にとって読み返す本がある。
「なぜ、Jリーグが日本にあるのだろう?」 続きを読む


カメラマンがのけぞってどうする!

「カメラマンがのけぞってどうする!」
欧州チャンピオンズリーグ 決勝トーナメント チェルシー対バルセロナ で、解説者(金子 達仁氏)が何気なく言った言葉。

メッシが右サイドから、心持ち遠めに打ったシュートが、きれいな弾道を描いて、ファーポストの角にあたって跳ね返った。
おしいシュートだった。ほんの数センチ、ボールがずれていれば、テレビで繰り返し流される美しいゴールになったはずだった。 続きを読む


野洲高校とバルセロナの距離

会場に来てくれたお客さんに、チケット代の元をとってもらえるような楽しいサッカーをしてこい
高校サッカー決勝戦 ハーフタイムに野洲高校 山本監督が選手にかけた言葉

あれからもうずいぶんと日数がたっている。普段であればすっかり忘れているはずなのに、サッカー好きは相変わらず、野洲高校の話題を話している。インターネットでも、まだその話題はライブで進行中である。 続きを読む