なでしこジャパン サッカーボールを蹴る女子が格好いい

メダルという結果は残せなかったが、ものすごいものが心に残った。それは何にもかえられないと思う
なでしこジャパン 北京でドイツに敗れた後の池田浩美選手のコメント

今から5年前、東京都の小6の選抜チームを見る機会があった。東京都で選び抜かれた子どもたちが集まり、ヴェルディのジュニアユースの選手も何人かいて、迫力のあるチームだった。彼らはその年、埼玉で行われた全国大会で優勝している。 続きを読む


中村俊輔 危機感が原動力 サッカーの言葉メモ

「置いて行かれちゃう」この危機感はずっと僕の中にある。この気持ち、危機感がなくなれば、僕はサッカーをやめる。まあなくならないと思うけど。
中村俊輔著 「察知力」(幻冬舎新書)より

俊輔を見ていて面白いのは、褒められたときにほんの少しだけ居心地の悪そうな表情をすることだ。 続きを読む


プレミアリーグ開幕 ハルシティまず1勝 サッカーの言葉メモ

短距離の種目でマラソンをやるようなものですよ。すべてが開幕で決まるわけじゃありませんが、やはりいいスタートは切っておきたいですからね。
フィル・ブラウン監督 開幕前のコメント(JSPORTSプレミアプレビューショーより)

今年もプレミアが開幕した。いつものように3チームが昇格しているが、降格候補もこの3チームという予想もある。それもそのはず、プレミアでは、およそ半分が昇格したそのシーズンに降格が決まっているという。 続きを読む



オリンピック代表 クラマーと釜本の出会いからもう一度

「ふたり(釜本と杉山)のコンビネーションは、何度もトレーニングを積むことで完成されていったんだ」クラマーの言葉 「大和魂のモダンサッカー」加部究著

僕は出張先でオリンピックのサッカーの試合を見ていた。宿泊先のロビーで、僕の横に座っていた知らないおじいさんが、日本代表のふがいない戦いに何度もため息をついていた。 続きを読む


08年スペイン代表、04年ギリシャ代表 日本代表がユーロから学べること

「代表では最も優れた自国の選手を集め、その特徴や長所をなるべく生かした上で、彼らをより融合できる戦術を適用する。クラブチームの監督はクリエーター、代表チームの監督は運営者と言えるのではないかな」
クラウディオ・ラニエーリ ユーロ開幕前のフットボリスタ 2008年7月1日

ユーロ2008が終わったのに、録画した映像を何度も見続けている。何度見ても面白い。雑誌やネットを読んでいても、幸福感に満ちた評論が多い。誰もがスペインの美しいサッカーの優勝を、素直に喜んでいるようだ。たまには美しいサッカーの優勝があってもいいよね? そんな感じだ。 続きを読む



ヒディンク・マジック 一言でオセロゲームをひっくりかえす男

「その後も同じようなことが何度も起きたが、そのたびに私の一言が子供たちにナイフを置かせ、なんの事故もなく問題を解決した」
フース・ヒディンク自伝 韓国を変えた男 文芸春秋

ユーロ2008、ロシアがオランダを破った直後、僕は友人と他愛のない会話をしていた。 続きを読む


ユーロ2008 ジャック・レモン対チャールトン・ヘストン

私が何者であるかということを忘れないために、試合を見に行きました。サッカーが原因で病院に行かなくてはいけなくなりましたが、そこから戻るのもサッカーの力でした
オシム復帰後の会見 2008年6月4日

自分が大学生になったとき、高校野球を見て、自らの年齢を実感した記憶がある。
「こいつらオレより年下かよ」 続きを読む